バフェット氏、Amazon株を大量売却|新たに買ったのは「新聞社」

2026年2月18日 | バークシャー・ハサウェイ最新ポートフォリオ分析

投資の神様、ウォーレン・バフェット氏が市場を驚かせました。
2月17日(現地時間)に公開された最新のポートフォリオ(2025年第4四半期分)によると、Amazon株の保有を大幅に減らし、代わりに老舗新聞社であるニューヨーク・タイムズ株を新規に購入していたことが判明しました。

AIやハイテク株が全盛の今、なぜバフェット氏は逆を行くような決断をしたのでしょうか?
SEC(米国証券取引委員会)への提出書類をもとに、その意図を読み解きます。

Amazon株、77%も売却の衝撃

今回の一番のニュースは、Amazon(AMZN)株の売却規模です。
なんと、保有していた株の約77%を手放しました。これは事実上の「撤退」に近い動きと言えます。

「なぜ、今Amazonを売るのか?」
バフェット氏は多くを語りませんが、その行動は明確なメッセージを発しています。
それは、「割高になった成長期待よりも、確実な利益を優先する」という姿勢への回帰かもしれません。

また、Apple(AAPL)株についても、さらに約1000万株を売却しています。かつてポートフォリオの半分を占めていたハイテク株の比率を、慎重に下げている様子がうかがえます。

最新ポートフォリオの主な動き

今回判明した主な売買内容は以下の通りです。

銘柄 (ティッカー) 売買動向 ポイント
NY Times (NYT) 新規購入 約500万株。デジタル版の成功を評価か。
Domino’s Pizza (DPZ) 買い増し 不況に強い外食チェーンとして注目。
Chevron (CVX) 買い増し エネルギー株への回帰姿勢が鮮明に。
Amazon (AMZN) 77% 売却 今回の最大のサプライズ。
Apple (AAPL) 微減 利益確定売りを継続中。

なぜ今、「新聞社」を買ったのか?

AIが記事を書く時代に、なぜバフェット氏はニューヨーク・タイムズ(NYT)を選んだのでしょうか?
かつて彼は「新聞事業は厳しい」と発言していましたが、考えを変えた可能性があります。その理由は、NYTが持つ「強み(Moat)」にあります。

  • AI時代だからこその信頼性:
    フェイクニュースやAI生成コンテンツが増える中で、「人間が取材した正確な一次情報」の価値が高まっています。
  • サブスクリプションの成功:
    広告収入だけに頼らず、読者からの課金(サブスク)で収益を上げるモデルを確立しました。
  • 圧倒的なブランド力:
    「NYTに載っているなら本当だ」と思わせるブランドは、他社には真似できない資産です。

投資家へのメッセージ

CEO退任を控えたバフェット氏のこの動きは、私たち個人投資家にも大きな示唆を与えてくれます。

「みんなが熱狂しているAI株から少し距離を置き、地味でも『本物の価値』を持つ企業に目を向けなさい」

Amazonを売り、ピザと新聞を買う。
一見すると時代に逆行しているように見えますが、これこそがバフェット流の「守りの投資」なのかもしれません。

データ出典: 米国証券取引委員会 (SEC) フォーム13F / Berkshire Hathaway
Trend Note Verified Report 2026

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